詰肴(読み)つまりざかな

精選版 日本国語大辞典 「詰肴」の意味・読み・例文・類語

つまり‐ざかな【詰肴】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 宴会などの終わりに、材料が尽きたため残りのものを集めてあつものなどにして最後に出す料理。また、材料の乏しい時につくって出す酒のさかな。
    1. [初出の実例]「つまりさかなよく候べく候」(出典:御伽草子・猿の草子(室町末))
  3. 転じて、困り果てたあげくに、あまりうまくない手段を用いることのたとえ。
    1. [初出の実例]「はだかにてつまり肴の江戸下り」(出典:雑俳・冬至梅(1725))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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