誠恐誠惶(読み)せいきょうせいこう

精選版 日本国語大辞典 「誠恐誠惶」の意味・読み・例文・類語

せいきょう‐せいこう‥セイクヮウ【誠恐誠惶】

  1. 〘 名詞 〙 心から恐縮し畏敬すること。多く、下に「謹言」「頓首謹言」などの語をつけて奏上文などの文末に記し、相手に対して敬意を表わす語として用いる。〔正倉院文書‐天平宝字二年(758)九月四日・大津大浦啓〕
    1. [初出の実例]「之に依て此段御請申上奉り候。臣家茂。誠恐誠惶(セイキョウセイクヮウ)頓首謹言」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android