読替・詠替(読み)よみかえる

精選版 日本国語大辞典 「読替・詠替」の意味・読み・例文・類語

よみ‐か・える ‥かへる【読替・詠替】

〘他ア下一(ハ下一)〙 よみか・ふ 〘他ハ下二〙
① その漢字に対して別な読み方で読む。
太平記(14C後)二四「化現坐て、幽なる御声にて此文点を読(ヨミ)替て教させ給けるは」
② 同じ意味内容の歌などを、別のことば、表現などでよむ。
※今鏡(1170)五「といふ御歌の心なるものから、よみかへられていとやさしく聞え侍る」
法律で、法令の条文中のある用語を、他の用語に置きかえて読み、そのとおりに適用する。
私立学校法(1949)五八条「『主務官庁』とあるのは、『所轄庁』と読み替えるものとする」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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