デジタル大辞泉
「化現」の意味・読み・例文・類語
け‐げん【化現】
神仏が人々を救うために姿を変えてこの世に現れること。「観音の化現」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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け‐げん【化現】
- 〘 名詞 〙 仏語。仏菩薩などが世の人を救うために姿を変えてこの世に現われること。転じて、ものが形になってあらわれること。
- [初出の実例]「今地蔵尊、為レ令レ出二娑婆籠焚一、化二現出家形一也」(出典:東山往来拾遺(1092‐1107頃))
- 「新羅大明神親(まのあた)りに、船の艫(とも)に化現(ケゲン)して」(出典:太平記(14C後)一五)
- [その他の文献]〔八十華厳経‐五〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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普及版 字通
「化現」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の化現の言及
【権化】より
…またチベットのラマ教では,ダライ・ラマは観音の,パンチェン・ラマは阿弥陀仏の転身とされる。日本では権化,[権現],権者(ごんざ),応現,化現,示現はほぼ同じ意味で用いられる。民族信仰の諸神格と仏教の信仰対象とを結びつけ調和させようとする[本地垂迹](ほんじすいじやく)説でしばしば用いられ,たとえば天照大神はその本地とされる大日如来の垂迹した権化とされているのである。…
※「化現」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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