調む(読み)シラム

デジタル大辞泉 「調む」の意味・読み・例文・類語

しら・む【調む】

[動マ下二]調べる」に同じ。
「秋の名残を惜しみ、琵琶を―・めて」〈平家・五〉

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精選版 日本国語大辞典 「調む」の意味・読み・例文・類語

しら・む【調】

  1. 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙
  2. しらべる(調)[ 一 ]
    1. [初出の実例]「長く爾が輩をして宮徴を調(シラメ)しむ」(出典:白氏文集天永四年点(1113)三)
    2. 「我も琵琶などその調子にしらめたまふ」(出典:苔の衣(1271頃)二)
  3. しらべる(調)[ 一 ]
    1. [初出の実例]「中納言、山もりめしてしらめさせ給ふ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)国譲下)

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