調子外(読み)ちょうしはずれ

精選版 日本国語大辞典 「調子外」の意味・読み・例文・類語

ちょうし‐はずれテウシはづれ【調子外】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 楽曲の正しい音律・音階と合わないこと。調子が合わないこと。うわっ調子なこと。また、そのさま。ちょうしはぐれ。ちょうしっぱずれ。〔羅葡日辞書(1595)〕
  3. 言動が、つりあいがとれなかったり、ふつうと違っていたりして奇妙なこと。また、そのさま。ちょうしはぐれ。ちょうしっぱずれ。
    1. [初出の実例]「堅い親仁の前に侍り、〈略〉耳のすふなる古文真宝の講釈、てうしはづれにも、あどをうたねば、まがあはず」(出典:浮世草子・人倫糸屑(1688)酔狂)

ちょうしっ‐ぱずれテウシぱづれ【調子外】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 「ちょうしはずれ(調子外)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「酒に酔ひつぶれまして〈略〉彼方へよったり、此方へよったり、調子ッぱづれの唄を唄って」(出典:落語・竹に虎(1900)〈六代目桂文治〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む