諏訪堂村
すわどうむら
[現在地名]田舎館村諏訪堂
北西の大根子村から南東の新山村(現尾上町)への道に沿って開け、東は大曲村に接する。
天文年間(一五三二―五五)の津軽郡中名字に「戦藤須和堂、諏訪堂とも書ク」とある。天正一三年(一五八五)大浦(津軽)為信の津軽統一最後の戦いである田舎館攻撃に際し、「諏訪堂村に垣上を構られ」と、為信の本陣が築かれた。この館は「津軽諸城の研究」によれば、諏訪堂の北東小流に臨む小型の館で、もとは大光寺(現平賀町)の安東氏に関連するものであろうとみている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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