諸福遺跡(読み)もろふくいせき

日本歴史地名大系 「諸福遺跡」の解説

諸福遺跡
もろふくいせき

[現在地名]大東市諸福七丁目

国鉄片町線鴻池新町こうのいけしんまち駅の北方阪奈道路の南側一帯にある弥生中期の集落跡。標高は二―三メートルを示し、大阪市旭区の森小路もりしようじ遺跡と並んで代表的な低地遺跡といえる。昭和三二年(一九五七)農業用水路の付替工事によって発見され、弥生中期の土器多数のほか、石包丁・石斧・石槍・石鏃などの石器や、木杭などの木製品、シカ角、イノシシの骨、スッポンシジミクルミハスの実などの自然遺物も多く採集されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android