謄録(読み)トウロク

デジタル大辞泉 「謄録」の意味・読み・例文・類語

とう‐ろく【謄録】

[名](スル)うつして記録すること。

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精選版 日本国語大辞典 「謄録」の意味・読み・例文・類語

とう‐ろく【謄録】

  1. 〘 名詞 〙 写ししるすこと。書き写すこと。
    1. [初出の実例]「清先生皆為之挍讎批評者、乃諸友之書、有無相通借而謄録焉」(出典随筆・孔雀楼筆記(1768)序)

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普及版 字通 「謄録」の読み・字形・画数・意味

【謄録】とうろく

謄写。〔清史稿、選挙志三〕士子を用ひ、卷と曰ふ。には(しゆ)を用ひ、卷と曰ふ。

字通「謄」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の謄録の言及

【科挙】より

…答案はすべて係官によって朱筆を用い写し取って硃巻(しゆかん)とし,姓名の部分を封じて試験官のもとに届けられる。これを謄録,糊名と言う。同考官がまず予選を行い,その推薦した硃巻を正,副考官が審査して最後的な決定を下し,姓名を現して発表する。…

※「謄録」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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