普及版 字通 「謳」の読み・字形・画数・意味 謳18画 [字音] オウ[字訓] うたう[説文解字] [字形] 形声声符は區(区)(く)。區に歐(欧)・毆(殴)(おう)の声がある。〔説文〕三上に「齊の歌なり」とするが、すべて抑揚のある徒歌をいう。區は匸(秘匿のところ)に品(多くの(さい)、すなわち祝の器)をおく形。匸中で祝を行う意で、その祈る声を謳という。[訓義]1. うたう、うた。2. たたえる、おもねる、よろこぶ。[古辞書の訓]〔名義抄〕謳 ウタフ・ヨロコブ・ワザウタ 〔字鏡集〕謳 ウタ・ウタフ・ワザウタ・ヨロコブ・コセハタ[語系]謳io、嘔・歐・毆oは声義近く、みな祝するときの声や、祈る動作に関する語である。[熟語]謳詠▶・謳歌▶・謳吟▶・謳者▶・謳唱▶・謳頌▶・謳誦▶・謳和▶[下接語]謳・於謳・倡謳・樵謳・斉謳・清謳・善謳・楚謳・棹謳・民謳・名謳 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報