谷密度(読み)たにみつど(その他表記)density of valley

最新 地学事典 「谷密度」の解説

たにみつど
谷密度

valley spacing

一定面積中に含まれる谷の本数水流侵食による開析程度を表す指標で,谷密度が大な地域ほど谷相互間の距離が小さい。A.Penck, L.Neumann, H.Feldner, R.E.Horton, K.G.Smithなど多くの学者が谷,すなわち水流の密度に関する指標を提案してきたために概念規定が曖昧である。冒頭の定義は,現在では水流頻度(stream frequency)といい,単位面積当りの水流の本数で表す。L.Neumannの提唱した河川密度は,単位面積当りの水流の流路延長の総計で,現在では水系密度(drainage density)と呼ぶ。水系頻度の大小は,必ずしも水系密度の大小と対応しない。参考文献L.B.Leopold et al.(1965) Fluvial Processes in Geomorphology, Freeman

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「谷密度」の意味・わかりやすい解説

谷密度
たにみつど
density of valley

一定面積内に存在するの本数。開析の程度を表わし,地形学ではその地域の地形特性を示す重要な指標の一つ

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世界大百科事典(旧版)内の谷密度の言及

【水系】より

…たとえば,断層や岩石の節理に支配されると直交する(格子状)流路が形成されるし,堆積岩の傾斜に支配されると平行する(平行状)流路が発達することがある。一つの水系内の河川長を総計し,流域面積で割った商は河川密度または水系密度,谷密度と呼ばれ,水系網の発達状況すなわち開析度を示す指標になる。流域【松田 磐余】。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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