貝曾根村(読み)かいぞねむら

日本歴史地名大系 「貝曾根村」の解説

貝曾根村
かいぞねむら

[現在地名]大垣市貝曾根町

揖斐いび川右岸の平坦地、大垣輪中の北部に位置し、西は林中はやしなか村。永仁三年(一二九五)六月日の大井庄実検馬上取帳案(東京大学史料編纂所蔵)の「一条四里 自一坪至于十八坪者楽田」の地が現在の貝曾根町付近に比定される。「天文日記」天文二三年(一五五四)二月一八日条に「就当番之儀、等覚坊代東大寺庄カイソ子空心五十疋持参」とみえる。江戸時代を通じて大垣藩領。慶長郷帳に「かいそね村」とみえ、村高二九八石余。正保郷帳では田高二五二石余・畑高七八石余、貞享二年(一六八五)の大垣領村々高帳では高三六六石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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