負ぶさる(読み)オブサル

デジタル大辞泉 「負ぶさる」の意味・読み・例文・類語

おぶさ・る【負ぶさる】

[動ラ五(四)]
背に負われる。おんぶをしてもらう。「父の背に―・る」
《おぶさって自分の足、すなわち金を使わない意から》他人の力によりかかる。「頭金を親に―・る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「負ぶさる」の意味・読み・例文・類語

おぶさ・る【負】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 人に背負われる。人に背負ってもらう。
    1. [初出の実例]「御仏の代におぶさる蜻蛉哉」(出典:俳諧・七番日記‐文化一五年(1818)三月)
  3. ( おぶされば足(金銭)を使わない意から ) 他人に費用を出してもらう。おんぶする。たよる。
    1. [初出の実例]「をぶさるやつへ変なをおっ付る」(出典:雑俳・藐姑柳(1785)六月一五日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android