財津村(読み)ざいつむら

日本歴史地名大系 「財津村」の解説

財津村
ざいつむら

[現在地名]日田市三和みわ 財津町

用松もちまつ村の北に位置し、東部花月かげつ川が南流する。山国やまくに道が通る。応永一九年(一四一二)大蔵永清が夜開やけ郷財津に居城、財津氏の祖になったというが(「財津家譜」財津家文書)、その拠点は藤山ふじやまと伝える。慶長七年(一六〇二)日田郡・玖珠郡御預米帳(佐伯藩政史料)に村名がみえ、米九四石余材津村伝右衛門などとある。正保郷帳に村名がみえ、田高三八三石余・畑高一四八石余で、夜開郷に属した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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