カゲツ(読み)カゲツ(その他表記)Crassula portulacea; baby jade; cauliflower ears

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カゲツ」の意味・わかりやすい解説

カゲツ(花月)
カゲツ
Crassula portulacea; baby jade; cauliflower ears

ベンケイソウ科クラッスラ属の多肉植物南アフリカに自生する。高さ1~3mの低木で,多肉質の葉は長さ3~4cmの倒卵形緑色で縁が紅色を帯びるが,紅色にならない変種もある。淡桃色で星形の花を茎の先端に密生させる。渡来は昭和初年。一時期,新芽を5円玉の穴に通して文字通り「金のなる木」とすることが流行し,カネノナルキ通称定着している。春から秋の生育期はよく日に当て,冬は明るい室内で乾燥ぎみに管理する。

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百科事典マイペディア 「カゲツ」の意味・わかりやすい解説

カゲツ(花月)【カゲツ】

南アフリカ原産のベンケイソウ科の低木。学名はクラッスラ・ポルツラセア,俗に〈金のなる木〉ともいう。茎葉ともに多肉質。扁平でまるみを帯びた葉は対生し,白みのある灰緑色縁辺紫紅色を呈するところよりフチベニベンケイの名もある。鉢植として盆栽式に育てるとよい。花は小さく5弁で白色,後に赤みを帯びる。さし芽でふやす。

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普及版 字通 「カゲツ」の読み・字形・画数・意味

【禍】かげつ

わざわい。

字通「禍」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内のカゲツの言及

【ベンケイソウ】より

…花は5数性,おしべは5本。代表属のクラッスラ属Crassulaは200種あり,カゲツ(花月)C.portulacea Lam.(南アフリカ原産)は〈金の成る木〉の名称で近年出回っている。ほかにロケア属Rocheaを含む。…

※「カゲツ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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