財界総本山(読み)ざいかいそうほんざん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「財界総本山」の意味・わかりやすい解説

財界総本山
ざいかいそうほんざん

財界あるいは財界人の中でも最も影響力のある限られた集団を意味し,日本では経団連を指す。諸外国にも同様な集団は存在し,アメリカのビジネス・ラウンドテーブルイギリスイギリス産業連盟,さらに EUではヨーロッパ・ラウンドテーブルなどがそれに当たり,インナーサークルという呼び名もある。これらの指導的メンバーは重役兼任制,企業系列,株の持ち合いといったさまざまな企業間の結び付きや,各種の政府関係機関や諸団体の多くのポストを通じて濃密な人的ネットワークを築き,価値ある情報や政府の重要な意思決定へのアクセスと強力な社会的影響力の行使を可能にしている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む