財界総本山(読み)ざいかいそうほんざん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「財界総本山」の意味・わかりやすい解説

財界総本山
ざいかいそうほんざん

財界あるいは財界人の中でも最も影響力のある限られた集団を意味し,日本では経団連を指す。諸外国にも同様な集団は存在し,アメリカのビジネス・ラウンドテーブル,イギリスイギリス産業連盟,さらに EUではヨーロッパ・ラウンドテーブルなどがそれに当たり,インナーサークルという呼び名もある。これらの指導的メンバーは重役兼任制,企業系列,株の持ち合いといったさまざまな企業間の結び付きや,各種の政府関係機関や諸団体の多くのポストを通じて濃密な人的ネットワークを築き,価値ある情報や政府の重要な意思決定へのアクセスと強力な社会的影響力の行使を可能にしている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む