貫き入る(読み)ヌキイル

デジタル大辞泉 「貫き入る」の意味・読み・例文・類語

ぬき‐い・る【貫き入る】

[動ラ下二]むちについたひもの輪を手首にはめ入れる。
「手に―・れたる鞭を抜出して」〈保元・上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「貫き入る」の意味・読み・例文・類語

ぬき‐い・る【貫入】

  1. 〘 他動詞 ラ行下二段活用 〙 つらぬいて入れる。とおして入れる。
    1. [初出の実例]「腹帯強く結て、鞭、手に貫入れて」(出典:今昔物語集(1120頃か)二七)
    2. 「黒木の数珠手にぬきいれておはします」(出典:葉子十行本平家(13C前)一二)

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