貫き止む(読み)ヌキトム

デジタル大辞泉 「貫き止む」の意味・読み・例文・類語

ぬき‐と・む【貫き止む】

[動マ下二]緒を通してつらぬきとめる。
「玉乱る上葉の露は七夕の絶えせぬ糸に―・めて見む」〈出羽弁集〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「貫き止む」の意味・読み・例文・類語

ぬき‐と・む【貫止】

  1. 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙(お)を通して綴る。
    1. [初出の実例]「ぬきとむる秋しなければ白露の千草における玉もかひなし〈藤原清正〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)秋中・三三五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android