貫の木(読み)かんのき

精選版 日本国語大辞典 「貫の木」の意味・読み・例文・類語

かん‐の‐きクヮン‥【貫木・関木・閂】

  1. 〘 名詞 〙
  2. かんぬき(閂)〔十巻本和名抄(934頃)〕
    1. [初出の実例]「門外に向ひ出て、くゎんの木を外し、戸びらの片方押開き」(出典:義経記(室町中か)四)
  3. かんぎ(貫木)
  4. 刀を横に水平にさすこと。また、その状態。かんぬきざし。
    1. [初出の実例]「ぱっぱの鮫函(さめざや)大小を関(クヮン)の木(キ)におび」(出典:読本・昔話稲妻表紙(1806)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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