貴志喜四郎(読み)キシ キシロウ

20世紀日本人名事典 「貴志喜四郎」の解説

貴志 喜四郎
キシ キシロウ

大正・昭和期の実業家 関東軍財務顧問;大阪三品取引所常務理事。



生年
明治27(1894)年2月6日

没年
昭和8(1933)年12月14日

出生地
佐賀県嬉野町

旧姓(旧名)
山口

学歴〔年〕
東京帝大法科卒

経歴
大学を卒業後、大阪の貴志米吉の養子となる。逓信省書記官を経て、大阪三品取引所の書記となり、のち常務理事に就任。一方、関東軍財務顧問となり、昭和7年建国間もない満州国政府の要請大陸に渡る。8年12月帰路に玄界灘を航行中の船・景福丸から謎の投身自殺をした。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「貴志喜四郎」の解説

貴志喜四郎 きし-きしろう

1894-1933 大正-昭和時代前期の実業家。
明治27年2月6日生まれ。大阪三品(さんぴん)取引所常務理事。関東軍財務顧問となり,昭和7年建国まもない満州国政府の要請で大陸にわたる。8年12月14日帰路玄界灘(げんかいなだ)航行中の船からなぞの投身自殺をした。40歳。佐賀県出身。東京帝大卒。旧姓は山口。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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