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資産決済 しさんけっさい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

資産決済
しさんけっさい

国際決済案の一つ。ブレトンウッズ体制下では,基軸通貨国アメリカとその他の国との間でいくつかの点において均整が欠けていた。これを非対称性またはアンシンメトリー unsymmetryという。決済面においては,フランスのリュエフが批判したように,他の国々が外国為替や金などの資産 assetによる決済を必要とするのに対して,アメリカは自国通貨のドル,つまりは債務 liabilityによって決済を行うことが可能であった。その結果世界の国際流動性はアメリカの国際収支動向に依存し,それのコントロールが困難となったのみでなく,他の加盟国との間で衡平を欠くことになった。このような事情から,1974年6月国際通貨基金 IMFの 20ヵ国委員会が発表した「国際通貨制度改革概要」は将来の通貨制度のあるべき姿として,外国の通貨当局が保有する自国通貨残高の交換を申出た場合,準備資産で決済する,いわゆる資産決済の原則を定めた。

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