精選版 日本国語大辞典 「賤・卑」の意味・読み・例文・類語
いやし‐・ぶ【賤・卑】
〘他バ上二〙 =いやしむ(賤)
※西大寺本金光明最勝王経平安初期点(830頃)一「悪(にく)み賤(いやシビ)被(ら)るる者は人に敬は所(れ)ぬ」
いやし‐・める【賤・卑】
〘他マ下一〙 いやし・む 〘他マ下二〙 いやしいものとして見下げる。軽んずる。さげすむ。
※寛永刊本蒙求抄(1529頃)六「くすしをして、名をあらはすことを心にいやしめたぞ」
やし・む【賤・卑】
〘他マ四〙 あなどる。軽く見る。
※甲陽軍鑑(大成本所収)(17C初)品一三「人をそねみやしむ武士一人もなし」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報