賽牡丹(読み)さいぼたん

精選版 日本国語大辞典 「賽牡丹」の意味・読み・例文・類語

さい‐ぼたん【賽牡丹】

  1. 〘 名詞 〙 植物けし(芥子)」または「ひなげし(雛罌粟)」の異名。〔和漢三才図会(1712)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「賽牡丹」の解説

賽牡丹 (サイボタン)

植物。ケシ科の越年草,園芸植物,薬用植物ケシ別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の賽牡丹の言及

【ケシ(芥子)】より

…これらの名称はいずれも六朝の文献にはみえず,唐の《開宝本草》や《陳蔵器》にみえるので,罌粟は7~8世紀ころにインドから中国に伝えられたと考えられる。花はその多彩な美しさによって麗春花,賽牡丹,錦被花ともいう。薬効に関しては,唐・宋時代ではもっぱら罌粟の種を下剤として用いたが,明代から用途が広がり,近代にはアヘンの原料となった。…

※「賽牡丹」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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