贅を言う(読み)ぜいをいう

精選版 日本国語大辞典 「贅を言う」の意味・読み・例文・類語

ぜい【贅】 を=言(い)う[=吐(つ)く]

  1. 分不相応なことを言う。大言を吐(は)く。だぼらをふく。贅をやる。
    1. [初出の実例]「親仁(おやぢ)が念を入ると、ぜいをいわるる、其石桓がくづれたら、大事かと」(出典浮世草子好色二代男(1684)二)
    2. 「ムム、身は文盲第一なれども、左様に贅(ゼイ)を吐(ツ)悪人を切る手習を覚えた」(出典:歌舞伎・大名なぐさみ曾我(1697)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 初出 左様

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android