赤湯温泉(新潟県)(読み)あかゆおんせん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「赤湯温泉(新潟県)」の意味・わかりやすい解説

赤湯温泉(新潟県)
あかゆおんせん

新潟県南魚沼(みなみうおぬま)郡湯沢町(ゆざわまち)の清津(きよつ)川上流にある山の湯。上越新幹線越後(えちご)湯沢駅から国道17号を通るバスで元橋(もとはし)下車、徒歩3~4時間。明治中期狩人(かりゅうど)によって発見されたものが、胃腸病に特効があることから、夏場湯治場となり、現在は苗場(なえば)山登山の基地として登山客でにぎわう。河畔に露天風呂(ぶろ)がある。泉質は含鉄泉。下流に貝掛温泉(かいかけおんせん)(泉質は塩化物泉)があり、ともに三国(みくに)街道の湯治場として利用されてきた。

[山崎久雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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