ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「走行モード」の意味・わかりやすい解説 走行モードそうこうモードengine modes 自動車走行の形態。アイドリング,加速,定速,減速が基本となるが,実際の走行では交通量,道路状況などにより,これが複雑に組合わされる。自動車排出ガスの発生量や騒音の発生状態は,走行の形態の違いによって大きく異なる。一般に,アイドリングでは一酸化炭素,炭化水素の濃度が高く,加速では一酸化炭素,炭化水素,窒素酸化物がいずれも高濃度で,排出量も多く,騒音も大きい。定速では窒素酸化物の量が多く,減速では炭化水素の濃度が高くなる。自動車排出ガス,騒音の実態を正確に知り,その対策を立てるうえで,実態に合った走行モードを把握することは不可欠であり,規制もこれに近づけて実施しなければ,効果は期待できない。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by