走錨(読み)ソウビョウ

デジタル大辞泉 「走錨」の意味・読み・例文・類語

そう‐びょう〔‐ベウ〕【走×錨】

[名](スル)船舶いかりを下ろしたまま流されること。

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共同通信ニュース用語解説 「走錨」の解説

走錨

走錨そうびょう 船舶は入港待ちや沖での荷役ほか荒天を避けて停泊するため、いかりを下ろして船体を安定させる。海底に食い込んだいかりの重さと、いかりに接続された鎖が海底をこする摩擦力で風や波に抵抗する仕組み。風や波が極端に強い場合、いかりや鎖が海底から離れ、抵抗力を失う走錨状態となり、船はいかりとともに流される危険な状態になる。

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精選版 日本国語大辞典 「走錨」の意味・読み・例文・類語

そう‐びょう‥ベウ【走錨】

  1. 〘 名詞 〙 船舶が錨泊中に、錨(いかり)を引きずりながら風浪に押し流されること。

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