抵抗力(読み)ていこうりょく

精選版 日本国語大辞典 「抵抗力」の意味・読み・例文・類語

ていこう‐りょく テイカウ‥【抵抗力】

〘名〙
外部からの力をはねかえす力。反発する力。また、外力に耐えられる力。
窮理通(1836)八「大気も亦虚薄にして抵抗力少し」
身体などに感じる力感。圧迫感。
草枕(1906)〈夏目漱石〉七「透き徹る湯の中の軽き身体を、出来る丈抵抗力なきあたりへ漂はして見た」
病気病原菌に耐えることのできる力。先天的なものと、予防接種、身体訓練などによる後天的、人為的なものがある。
※苦の世界(1918‐21)〈宇野浩二〉四「だんだんと病気にたいする抵抗力がなくなる」

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デジタル大辞泉 「抵抗力」の意味・読み・例文・類語

ていこう‐りょく〔テイカウ‐〕【抵抗力】

外からかかる力に逆らったり、耐えたりする力。
病気や病原体環境悪化などに耐え、健康を保ちつづける力。「風邪に対する抵抗力をつける」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の抵抗力の言及

【抵抗】より

…抵抗力,または抗力ということもある。流体中を運動する物体に働く力のうちで,進行方向と逆方向の成分。…

※「抵抗力」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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