起本(読み)きほん

精選版 日本国語大辞典 「起本」の意味・読み・例文・類語

き‐ほん【起本】

〘名〙 事の起こり。出発点となるもの。
随筆耳嚢(1784‐1814)五「其井戸の工夫をなして流行の紀本をおもひ立ちしは」
小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉下「妙趣向を出さんとて数回前より其事の起本(キホン)来歴をしこみおくなり」 〔元好問‐学東坡移居八首詩其六〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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