越川村
こすがわむら
[現在地名]金山町越川
本名村の南西に続き、横田村の東一六町、只見川南岸に位置し、伊北街道に沿う街村。端村上越川は村の西一町余、同じく橋立は村の東一里にあり橋立温泉が湧出する。寛文六年(一六六六)の「会津風土記」に越河とある。古くは横田村と一村をなしていたとみられ、「会津鑑」に「横田ヲ分ツ」と記される。文禄検地も横田村の竿に入り、文禄三年(一五九四)の蒲生領高目録にも村名はない。「新編会津風土記」によれば、当村は横田山内氏の重臣の所領地とみなされ、山内氏勝猶子横田出羽守、山内四天の一人斎藤伊豆守などが住したという。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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