足を取られる(読み)アシヲトラレル

デジタル大辞泉 「足を取られる」の意味・読み・例文・類語

あしら◦れる

道の状態が悪いときや酒に酔ったときなどに、思うように足を動かせず、歩行・走行が困難になる。「ぬかるみに―◦れる」
交通機関が止まり、それを利用できなくなる。「脱線事故のため―◦れる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「足を取られる」の意味・読み・例文・類語

あし【足】 を 取(と)られる

  1. 金が不足して動けなくなる。
  2. 酒量が過ぎて酔いがまわって歩けなくなる。
  3. 交通機関の故障などで、それを利用できず、立往生する。
  4. 足の自由を奪われる。障害物などにじゃまされて、歩行がみだれる。順調な進行がさまたげられる。
    1. [初出の実例]「泥沼に脚を取られたやうに」(出典:子をつれて(1918)〈葛西善蔵〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android