泥沼(読み)ドロヌマ

デジタル大辞泉 「泥沼」の意味・読み・例文・類語

どろ‐ぬま【泥沼】

泥深い沼。
一度落ちこむと抜け出ることが困難な悪い状況。「泥沼紛争
[類語](1沼沢湖沼古池溜め池貯水池人工池遊水池用水池水瓶ダム湖水淡水湖鹹水湖塩湖河跡湖三日月湖火口原湖火口湖陥没湖人造湖

でい‐しょう〔‐セウ〕【泥沼】

どろの深い沼。どろぬま。

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精選版 日本国語大辞典 「泥沼」の意味・読み・例文・類語

どろ‐ぬま【泥沼】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 泥深い沼。
    1. [初出の実例]「泥沼に脚を取られたやうに刻々と陥没しつつある」(出典:子をつれて(1918)〈葛西善蔵〉)
  3. ( 比喩的に ) いったん陥るとなかなか抜け出られない悪所・悪い環境をいう。
    1. [初出の実例]「政治的泥沼瓦斯の撒布者」(出典:一年有半(1901)〈中江兆民〉附録)

でい‐しょう‥セウ【泥沼】

  1. 〘 名詞 〙 どろの深い沼。どろぬま。
    1. [初出の実例]「此に入るの道路は只一方を通ずるのみにて深林泥沼(テイセウ)左右より之を挟はさめり」(出典:亜非利加内地三十五日間空中旅行(1883‐84)〈井上勤訳〉六)

こい‐ぬまこひ‥【泥沼】

  1. 〘 名詞 〙(こひじ)のある沼。どろぬま。
    1. [初出の実例]「こひぬまも水田のあぜに引芹はねにあらはれて袖ぬらしけり〈藤原為家〉」(出典:新撰六帖題和歌(1244頃)六)

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