足利新田
あしかがしんでん
[現在地名]足利市通一―四丁目・永楽町・伊勢町一―四丁目・伊勢南町など
渡良瀬川北岸の平地に位置し、北・西は足利五ヶ村。新田町とも称する。永禄一〇年(一五六七)足利五ヶ村の東方八町を新町割し、慶長一一年(一六〇六)の幕府検地の際、高一〇五石で五ヶ村から分村したという(地誌取調)。古蹟足利城之絵図(鑁阿寺蔵など)に新田町とみえる。領主変遷は五ヶ村と同じとされるが、慶安郷帳では五ヶ新田村とみえ畑高一〇五石、下総古河藩の分家土井利長・利房の各五二石余の均等分給地。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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