足袋沓・足袋靴(読み)たびぐつ

精選版 日本国語大辞典 「足袋沓・足袋靴」の意味・読み・例文・類語

たび‐ぐつ【足袋沓・足袋靴】

〘名〙 足袋の形をした革製の沓。黒漆・青漆などで塗り、踵(かかと)部分に別の革をあて、鉄の鋲を打つ。江戸時代、市中巡検の役人、また、花柳界下僕や駕籠かきなどが用いた。
洒落本当世風俗通(1773)中之息子風「単皮履(タビクツ)紺のくつ足袋うらは白さし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android