普及版 字通 「跟」の読み・字形・画数・意味
跟
13画
[字訓] かかと・したがう・つける
[説文解字]
[字形] 形声
声符は艮(こん)。艮は邪眼の呪禁に会って進みえず、卻(しりぞ)く意。〔説文〕二下に「足の踵(かかと)なり」とあり、踵字条に「ふなり。一に曰く、來の皃なり」とみえる。踵に従って、あとをつける意に用いる。
[訓義]
1. かかと、くびす。
2. したがう、つける、つきしたがう。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕跟 久比々須(くびひす) 〔名義抄〕跟 クビス・キビス 〔字鏡〕跟 クビス・ツブコシ・キビス・ハシル
[語系]
跟・根knは同声。〔釈名、釈形体〕に「足の後ろを跟と曰ふ。~木の根に象るなり」とするが、字形よりいえば跟止の義が先である。艮声の字はおおむね跟止の意をもつ。
[熟語]
跟役▶・跟挂▶・跟脛▶・跟腱▶・跟従▶・跟胥▶・跟踵▶・跟人▶・跟尋▶・跟随▶・跟前▶・跟踪▶・跟追▶・跟斗▶・跟頭▶・跟班▶
[下接語]
帰跟・脚跟・断跟
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報