踏み俵(読み)ふみだわら

日本大百科全書(ニッポニカ) 「踏み俵」の意味・わかりやすい解説

踏み俵
ふみだわら

積雪の多い地方で、雪の上を踏んで道をつくるのに用いる履き物。この履き物は炭俵形につくりあげるが、口径は30センチメートル前後、高さは40センチメートル前後、底の部分はとじてある。この俵は米俵のようにして編み、藁(わら)の元は底部に、末は俵の上部にして、元と末をごちゃごちゃに交えないのを特色としている。積雪の多い地方では、雪がさらさらとして、べとつかないので、これを履くことによって、足部を冷たさから防ぐことができる便利さをもっている。

[遠藤 武]


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