踏み起こす(読み)フミオコス

デジタル大辞泉 「踏み起こす」の意味・読み・例文・類語

ふみ‐おこ・す【踏み起こす】

[動サ四]
地を踏んで鳥獣などを驚かす。狩りたてる。
朝狩鹿猪しし―・し夕狩に鳥踏み立て」〈・九二六〉
再興する。
「中ごろ絶えたる足利の家―・す」〈浄・女夫池

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精選版 日本国語大辞典 「踏み起こす」の意味・読み・例文・類語

ふみ‐おこ・す【踏起・踏興】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙
  2. ( 踏起 ) 地面を踏んで鳥獣などを驚かす。鳥獣を狩りたてる。踏み立てる。
    1. [初出の実例]「朝狩に 鹿猪(しし)履起之(ふみおこシ) 夕狩に 鳥踏み立て」(出典万葉集(8C後)六・九二六)
  3. おこす。再興する。
    1. [初出の実例]「中比絶へたる足利の、家ふみおこす掘起こす」(出典:浄瑠璃・津国女夫池(1721)五)

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