踏散らす(読み)フミチラス

デジタル大辞泉 「踏散らす」の意味・読み・例文・類語

ふみ‐ちら・す【踏(み)散らす】

[動サ五(四)]
足で踏んで物を散らかす。踏み荒らす。「草花を―・す」
はかま指貫さしぬきなどの裾を左右に蹴り広げる。
青鈍指貫など、―・してゐためり」〈三三

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「踏散らす」の意味・読み・例文・類語

ふみ‐ちら・す【踏散】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. 踏んでさんざんに散らし乱す。踏み荒らす。踏み散らかす。踏みしだく。
    1. [初出の実例]「この雪の山いみじうまぼりて、わらはべなどにふみちらさせず」(出典:枕草子(10C終)八七)
  3. 袴や指貫などの裾を足首のところで結ばずに、裾を踏みつけながら歩く。踏みしだく。
    1. [初出の実例]「薄二藍、青鈍の指貫など、ふみちらしてゐためり」(出典:枕草子(10C終)三三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む