軒を争う(読み)ノキヲアラソウ

精選版 日本国語大辞典 「軒を争う」の意味・読み・例文・類語

のき【軒】 を 争(あらそ)

  1. 草などが高く伸びて軒をおおい、すきもなく生い茂る。
    1. [初出の実例]「しげき蓬は、のきをあらそひて生ひのぼる」(出典:源氏物語(1001‐14頃)蓬生)
  2. 軒と軒とが重なり合うように家が建てこむ。人家の密集している様子のたとえ。軒をきしる。軒を並べる。軒をつらねる。
    1. [初出の実例]「のきをあらそひし人のすまひ、日を経つつ荒れゆく」(出典:方丈記(1212))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む