軽薄児(読み)ケイハクジ

デジタル大辞泉 「軽薄児」の意味・読み・例文・類語

けいはく‐じ【軽薄児】

軽薄な人。あさはかで誠意のない人。
「なんで今になってなおのことをお前の口などから聞こうとするものか。―め」〈漱石行人

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「軽薄児」の意味・読み・例文・類語

けいはく‐じ【軽薄児】

  1. 〘 名詞 〙 軽薄な人。考えがあさはかで誠意のない人。軽薄子
    1. [初出の実例]「百姓は市民を目して軽薄児と称し、市民は百姓を罵て頑陋物と云ひ」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉一)
    2. [その他の文献]〔沈約‐三月三日率爾成篇詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android