日本歴史地名大系 「辛荷島」の解説 辛荷島からにしま 兵庫県:揖保郡御津町辛荷島「万葉集」巻六に「辛荷の島を過ぐる時に、山部宿禰赤人の作る歌一首」があり、この長歌に併せた短歌にも「玉藻刈る辛荷の島に島廻する鵜にしもあれや家思はざらむ」とある。「播磨国風土記」の揖保郡浦上(うらかみ)里の条に韓荷嶋がみえ、島名は韓人の船が破れ、その荷がこの島に漂着したことによるという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by