辛荷島(読み)からにしま

日本歴史地名大系 「辛荷島」の解説

辛荷島
からにしま

万葉集」巻六に「辛荷の島を過ぐる時に、山部宿禰赤人の作る歌一首」があり、この長歌に併せた短歌にも「玉藻刈る辛荷の島に島廻する鵜にしもあれや家思はざらむ」とある。「播磨国風土記」の揖保郡浦上うらかみ里の条に韓荷嶋がみえ、島名は韓人の船が破れ、その荷がこの島に漂着したことによるという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android