辰巳城遺跡(読み)たつみじよういせき

日本歴史地名大系 「辰巳城遺跡」の解説

辰巳城遺跡
たつみじよういせき

[現在地名]玉川村川辺 辰巳城

川辺かわべ八幡神社から南西に約一・五キロ、蛇行しながら北流する阿武隈川東岸に沿って立地する古墳時代から平安時代にかけての大規模集落遺跡。面積は五万平方メートルに及び、遺跡部分は沖積段丘上にある自然堤防状の微高地となっており、現在の阿武隈川河床面とは約八・五メートルの比高差がある。昭和五九年(一九八四)から平成二年(一九九〇)まで行われた試掘・発掘調査の結果、縄文弥生・古墳―平安時代の遺構・遺物が多数確認されたが、主体となるのは古墳―平安時代である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android