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大分県南東部、南海部(みなみあまべ)郡にあった旧町名(弥生町(まち))。現在は佐伯市(さいきし)の北部にあたる地域。旧弥生町は1966年(昭和41)町制施行、2005年(平成17)佐伯市に合併。国道10号が通じる。九州山地の一部を占め、これを貫流する番匠(ばんじょう)川中流谷底平野の米作と葉タバコ作、周辺山地の林業とシイタケ栽培が主産業。中世佐伯氏の本拠地で、栂牟礼城(とがむれじょう)(224メートル)は戦国時代の城跡。上小倉(かみおぐら)の磨崖(まがい)石塔は南北朝時代のもの。尺間山(しゃくまさん)(641メートル)は豊後(ぶんご)水道の展望に優れ、尺間神社がある。
[兼子俊一]
陰暦3月の異称。陽暦の3月末から4月末にあたる。晩春の候で、花見月、桜月などともいい、このころの山をさして「弥生山」の称があるほか、ホトトギスの異称「弥生過鳥(やよいすごどり)」、行く春を惜しむ「弥生尽(やよいじん)」などの語がある。この月の3日は雛(ひな)の節句で「弥生の節句」の名でよび、歌舞伎(かぶき)ではこの月に上演する狂言を「弥生狂言」といい、江戸時代中期以降は、3月3日を初日とするのを例とするようになり、「三の替わり」の称もある。語源については、この月になると、春になって萌(も)え出た草々がいよいよ成長するので、「いやおひ(弥生)月」というのだとする『奥義抄(おうぎしょう)』や『日本釈名』などの説のほか、草木が「ややおひ(漸々成長)」する月だからなどとする説がある。
[宇田敏彦]
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