辺つ風(読み)ヘツカゼ

デジタル大辞泉 「辺つ風」の意味・読み・例文・類語

へ‐つ‐かぜ【辺つ風】

《「つ」は「の」の意の格助詞海岸を吹く風。
「われ沖つ風―をてしめ」〈神代紀・下〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「辺つ風」の意味・読み・例文・類語

へつ【辺つ】 風(かぜ)

海辺を吹く風。海岸を吹く風。へたかぜ。⇔沖つ風
書紀(720)神代下(鴨脚本訓)「如此せば、則ち吾、瀛(おきつ)風、辺(ヘツ)風を起して奔き波を以て溺し悩まさむ」

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