辻近元(読み)つじ ちかもと

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「辻近元」の解説

辻近元 つじ-ちかもと

1602-1681 江戸時代前期の雅楽家。
慶長7年生まれ。辻近弘(ちかひろ)の子。奈良方。笙(しょう),左舞(さまい)にすぐれ,徳川家光がはじめて日光廟(びょう)に楽府(がふ)を設置したとき,教授となる。寛文5年雅楽3派の新領地(三方楽所(さんぽうがくそ)領)を幕府に要請し,2000石をあたえられた。延宝9年6月22日死去。80歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android