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世界大百科事典 第2版の解説

さまい【左舞】

舞楽の分類名。〈左方の舞〉を略した名称で,〈さのまい〉ともいい,〈右方の舞〉=右舞に対する。舞踊様式を示す用語であるが,伝来系統などの歴史的背景,音楽や美術(装束や舞台)など古代の芸術観や美意識の集約された概念だといえる。古代の日本に伝来したアジア諸国の楽舞は,9世紀半ばころには徐々に日本化が進み,中国系統の左舞と朝鮮系統の右舞に二分割再編成された。当時の宮廷社会寺社などで演奏される状況に適応した制度が生じたのである。

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大辞林 第三版の解説

さぶ【左舞】

さまい【左舞】

雅楽の左方唐楽とうがくの舞。左方の舞楽。装束には主に赤系統の色を用い、舞人は舞台の左方から登退場する。さぶ。 ⇔ 右舞うまい

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世界大百科事典内の左舞の言及

【左舞】より

…舞踊の様式を示す用語であるが,伝来系統などの歴史的背景,音楽や美術(装束や舞台)など古代の芸術観や美意識の集約された概念だといえる。古代の日本に伝来したアジア諸国の楽舞は,9世紀半ばころには徐々に日本化が進み,中国系統の左舞と朝鮮系統の右舞に二分割再編成された。当時の宮廷社会や寺社などで演奏される状況に適応した制度が生じたのである。…

【右舞】より

舞楽の分類上の用語。右方の舞を略した名称で,〈うのまい〉ともいい,左舞に対する。古代の日本に伝来したアジア諸国の楽舞は,9世紀半ばごろには徐々に日本化が進み,中国系統の左舞と朝鮮系統の右舞に二分割再編成されて,宮廷社会になじむ制度となった。…

【舞楽】より

…一方,舞楽上演の際,唐楽と高麗楽とを対(つい)にして演じたり,これを左方(さほう),右方(うほう)の楽舞に分類して儀式に用いたり,勝負事の催しに,勝った側の楽舞を行ったりするようになった。現在,唐楽系のほとんどの舞楽曲が,いわゆる左舞(さまい)に属し,高麗楽系のすべての舞楽曲が右舞(うまい)に属している。これら左舞,右舞は,管弦の諸楽器の伝承とともに,それぞれ,そのどちらかを,各楽人が伝承することになっている。…

※「左舞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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