近松村(読み)ちかまつむら

日本歴史地名大系 「近松村」の解説

近松村
ちかまつむら

[現在地名]加茂町近松

北にあか川が流れ、東は前原まえばら(現木次町)立原たちばら村、南は山方やまがた(現木次町)、西は大西だいさい村・南加茂村。中世には一帯に近松庄が成立していた。文永八年(一二七一)一一月日の杵築大社三月会相撲舞頭役結番帳に「近松庄三十丁」とあり、仁和寺にんなじ(現大東町)と同様に神保四郎太郎の子が地頭であった。下って明徳三年(一三九二)七月五日、守護京極氏は近松庄を尼子六郎左衛門尉(高久)に与えている(「京極高詮書状」伊予佐々木文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android