近郊遊記(読み)きんこうゆうき

日本歴史地名大系 「近郊遊記」の解説

近郊遊記
きんこうゆうき

七編一冊 津田鳳卿著

写本 県立図書館、加越能文庫(遊三国嶺記を除く)

解説 「石川訪古遊記」(成立天保一一年)・「大野郷訪古遊記」(同一三年)・「椋部考古遊記」(同一二年)・「笠間郷遊記」(同一一年)・「遊梅田洞記」(同一三年)・「蟹谷郷遊記」(同一一年)・「遊三国嶺記」(文化九年)の七編からなる。「石川訪古遊記」は石川郡富樫郷・中村郷の諸村を歴遊し、口碑伝承を集め、古跡を探訪して古典を調べて考証している。「大野郷訪古遊記」は石川郡大野郷、「椋部考古遊記」は石川郡倉部村周辺、「笠間郷遊記」は石川郡笠間郷、「遊梅田洞記」は河北郡梅田村にある洞窟、「蟹谷郷遊記」は越中国礪波郡蟹谷郷の各々巡歴探訪記、「遊三国嶺記」は加賀能登・越中の三ヵ国の境界にある三国山へ登った時の記事。すべて漢文で書かれており、道中旧跡などにも記述が及ぶ。内容は「石川訪古遊記」にならう。

活字本 加賀能登郷土図書叢刊六期

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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