精選版 日本国語大辞典 「追い河」の意味・読み・例文・類語 おい‐かわおひかは【追河・追川】 〘 名詞 〙① コイ科の淡水魚。日本の自然分布は本州の関東以西、四国の瀬戸内海側、九州北部であるが、近年東北地方や四国の太平洋側にも分布を広げている。日本以外では、朝鮮半島西部と中国大陸東部に分布する。川の中・下流域に多い。全長一〇~一五センチメートル、背は暗緑色、腹は白色。雄は尻びれが発達し、繁殖期には全身が赤と青の婚姻色を帯び、頭部には白色円錐形の追い星を生ずる。関東ではヤマベ、関西ではハエなどと呼び、異名が多い。釣りの対象となり、食用にされる。じんけん。しらはえ。《 季語・夏 》 〔俳諧・毛吹草(1638)〕② 川魚を追いたてて、網などでとる漁法。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例