知恵蔵 「追加費用」の解説 追加費用 公務員が入る共済年金の給付につぎ込まれている税金のこと。退職公務員は以前、税を財源とする恩給を受けていたが、国家公務員は1959年、地方公務員は62年に保険制度による共済年金に移行した。その際、切り替え前に公務員として働いていた期間も共済年金に加入していたとみなし、その期間の財源は税による追加費用で賄うことにした。2004年度は国約5000億円、地方約1兆2000億円、計1兆7000億円にのぼった。公務員が民間サラリーマンに比べ恵まれた年金が受けられるのは追加費用があるからだといわれている。 (梶本章 朝日新聞記者 / 2007年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報 Sponserd by